2023年1月26日
鶏の治部煮
治部煮は石川県金沢市の郷土料理です。本来は鴨肉にそば粉や小麦粉を付けて煮る料理ですが、今回は鶏胸肉で代用して作りやすくしてみました。
名前の由来は、鍋で材料を煮る音が「じぶじぶ」してる、または、考案者の岡部治部衛門の名前からとったなど、様々あります。鶏胸肉に小麦粉を付けることで、パサつかずやわらく食べることが出来ます。また、寒い冬に料理にとろみをつけると冷めにくくなる効果があります。
ぜひ、お試しください。

材料(2人分)
鶏胸肉 1/2枚
焼き豆腐 1/4丁
椎茸 2枚
人参(5cm長さ) 1個
ほうれん草 1/4束
(鶏胸肉下味)
濃口醤油 小さじ1
酒 小さじ2
薄力粉 適量
(煮汁)
水 1C
ほんだし 小さじ1
酒 大さじ1/2
砂糖 大さじ1.5
みりん 大さじ1
濃口醤油 大さじ1.5
(仕上げ)
山葵 少々
【作り方】
①鶏胸肉は5mm幅の薄切りにし、濃口醤油と酒で下味を付けます。
②焼き豆腐は4等分に切ります。椎茸は石付きを取ります。
③人参は皮をむき、せん切りにします。ほうれん草は沸騰したお湯に塩を一つまみ入れて茹で、冷水にさらした後、人参と同じ長さに切ります。
④鍋に煮汁の材料を入れてひと煮立ちさせ、焼き豆腐と椎茸、人参を入れ、中火で野菜に火が通るまで煮含めていきます。
⑤鶏胸肉に薄力粉を付けて、広げるように鍋に入れ、火が通るまで煮含めていきます。
(薄力粉は鍋に入れる直前に入れるとはがれにくいです。)
⑥器に盛り付け、仕上げに山葵を上にのせます。